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跳ね返りティーバッティング練習をする選手たち |
21世紀枠で硬式野球部が春のセンバツ出場を決めた向陽高校では、 約2年前からティーバッティング用のネットにナイロン板をつけて練習を行っている。 より音を大きく響かさせるためで、選手をその気にさせる効果もあるという。 指導する野球部OB会の堀内孝貢会長は 「打った球が板にぶつかって大きく聞こえると、 選手もおっとして良いのが打てたと自信も出る。 でも威力はまだまだや」 と腕組みしながら笑う。
板の大きさは横70センチ×縦180センチ。 厚さは3ミリ。 5ミリも使用したが、 冬場気温が下がると固くなってボールが当たるとすぐ割れてしまうため、試行錯誤しながら柔軟性のある今の3ミリに落ち着いた。
また、 ティーバッティングでは音だけでなくボールの跳ね返りも指導。堀内会長は 「より強く跳ね返させるためには、 より強く芯に当てることが必要」 と話す。 ネットから約50~60センチの場所にバットを縦に置き、 跳ね返った球でバットを倒せるようにフルスイングする。 選手たちは 「これ倒れるの?」 と言いながらもチャレンジしている。
堀内会長は 「左に跳ね返ったら引っ張りすぎだと目で見て判断できる。 強くなってほしい」 と話している。
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