2010年02月11日

00.社会

作文の全国児童コンテスト、大西姉弟がダブル受賞

姉弟そろって受賞した弘美さん㊧、秀男君 - 作文の全国児童コンテスト、大西姉弟がダブル受賞

姉弟そろって受賞した弘美さん左、秀男君

才能開発教育研究財団主催、文部科学省など後援の「第46回全国児童才能開発コンテスト」の作文部門高学年(4~6年)の部で、和歌山市吹上の和歌山大学教育学部付属小学校6年の大西弘美さん(12)が最高賞の文部科学大臣賞に選ばれた。県内4人目の受賞。昨年は弟の秀男君(8)が受賞し、秀男君はことしも財団奨励賞に選ばれるなど、姉弟そろっての快挙に大喜び。弘美さんは「びっくり。とってもうれしいです」と笑みを浮かべた。


コンテストは、作文、図画、科学(生活科、理科)の3部門で構成。作文部門低学年(1~3年)の部に4611点、高学年の部に6490点の応募があった。このほか、県内から作文部門で穴原綾乃さん(浜宮小5)=才能開発教育研究財団理事長賞=、図画部門で宮本もなみさん(小倉小3)=財団奨励賞=、穴原綾乃さん=同賞=がそれぞれ入賞した。

弘美さんの作文の題名は私の「大事件」。内容はやってみたかったバック転に挑戦して失敗、救急車で病院に運ばれた出来事を、痛みを覚えた経過から緊迫感あふれる周りの状況をリアルに表現した。文章では「私ってほんまに大事に思われてたんやな...ということが今回の大事件でわかったのです。それが今、思いかえしても、なんだかうれしくてたまりません」と表現するなど、体験から学んだ命への深い思いや人の優しさなどが文章にしっかりと込められていることが評価された。また、弘美さんは体験と向き合って成長できたことを「もう1つ大事件だった」と文末で結んでいる。

弘美さんは「文章を書くと、思っていることが形になる。これからもいろんな気持ちを文章にしていきたい」と話している。





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