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グループワークで意見を交わす学生たち |
和歌山市栄谷の和歌山大学教育学部 (松浦善満学部長) は12日、 同校で教員として就職を控えた卒業予定者を対象に実践力を養うための講座を初めて開いた。
教員になっても休職や退職するケースが増加する中、 少しでも自信と見通しを持って教壇に立ってもらおうと実施。 4月から教員になる学生93人が参加した。 同講座は教育科目の 「教職実践演習」 として平成22年度から入学する学生が4年次で必修となる予定。
講義は丸一日の実践研修で、 教育学部の舩越勝教授が学級経営の方針とプランづくりについて説明。 16班に分かれた後、 小学校勤務2年目の教諭が体験した学級崩壊の事例を元にしてグループワークを行った。 学級の立て直しにどんな方針が求められるか、 対応や指導方法で悪かった点などを話し合った。
また、 同大客員教授で大阪芸術大学の西林幸三郎教授がロールプレイング形式で保護者への対応のレクチャーを実施したほか、 後半では校種別、 教科別に模擬授業が行われ、 教師の卵たちは、 実際に教壇に立ったことを想定しながら、 緊張した様子で取り組んでいた。
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