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大勢の前で落語を披露する子どもたち |
昨年7月から「子ども落語体験ワークショップ」(和歌山市都市整備公社など主催)に参加していた子どもたちの発表会が14日、市民会館4階和室で開かれた。高座に上がった6人は緊張しながらも約半年に及ぶ練習の成果を発揮し、笑いを誘っていた。
21年度文化庁「地域人材の活用による文化活動支援事業」の一環。アマチュア落語家の弥勒亭福福さんや花光郁さんらが講師を務め、10回のワークショップに9人の小学生が参加し、 小話やしぐさなど落語のいろはを学んでいた。
高座に上がったのは、 高橋光星君 (雑賀小1年) ▽高橋日菜子さん (同3年) ▽古川実咲さん (野崎西小2年) ▽古川夏葵さん (同4年) ▽大平洸太郎君 (本町小3年) ▽中山泉君 (野崎小4年) の6人。 この日は約80人が訪れ、 用意された座布団が足らなくなるほどの超満員。 うどんをすする音に「お~、うまい」と歓声が上がったり、 小学生とは思えない話しぶりに大きな笑い声が起こった。 話の途中で、 部屋の電話が鳴ったり、 緊張のあまり話を忘れてしまって講師が透明人間として現れてヘルプするシーンもあったが、 6人はやりきった様子だった。
トップバッターの高橋君は 「人がいっぱいいる前でやるのは初めて。 またやりたい」。 古川実咲さんは 「緊張して話がとんでしまうこともあったけど、 練習通りできた」 と笑顔。 トリを務めた中山君は 「お父さんが趣味で話す落語を聞いて覚えていました。 緊張しました」 と話していた。
見守っていた竹田裕美さん(53)は 「ゆっくりと堂々とできてましたね。 うどんをすすったりする、 いろんなしぐさが上手だった」 と振り返っていた。
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