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旗を掲げまちを走るキャラバン隊 |
被害が後を絶たない振り込め詐欺の抑止を効果的に呼び掛けようと、 県警本部生活安全企画課らは23日、 和歌山西署から和歌山市西高松のメッサオークワ高松店まで約1・3キロを自転車とキャラバンカーなどでパレードに繰り出した。 県警が自転車を使ってパレードをするのは初めて。 県内の振り込め詐欺のことしの被害は22日現在、 4件約465万円で、 そのうち2件が西署管内で発生している。
県警本部生活安全企画課、 和歌山西署生活安全課、 県、 高松と吹上地区の地域安全推進員約30人が参加。
出発式で同署の髙野晋造署長は 「ことし発生した振り込め詐欺の半分が西署管内。 1件でも詐欺が起こらないよう呼びかけていきたい」 とあいさつ。
自転車16台に、 「振り込め詐欺に注意」 と書かれた旗を掲げたり、 前カゴに 「架空請求詐欺 登録料 身辺調査 それは詐欺」 「あわてるな 振り込む前に まず相談」 など注意文を張りつけ、 キャラバンカーからも振り込め詐欺が多発しているのを警告する放送を流すなど、 視覚と聴覚から訴えた。 また、 同署管内の金融機関やスーパーマーケット3カ所に立ち寄り、 啓発グッズのティッシュ約500個を配布。 パトカーを先頭に国道24号をさっそうと走るキャラバン隊に、 道行く人も興味深そうに立ち止まっていた。
県警には1月末現在、 振り込め詐欺についての相談が69件寄せられており、 その大半が公的機関を装い民事訴訟などをかたった架空請求詐欺についてだという。
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