2010年02月25日

00.社会

南海加太線つつじが丘駅、設置は困難か

和歌山市のスカイタウンつつじが丘の宅地販売を促進しようと、 和歌山市が今年度に実施した 「スカイタウンつつじが丘駅設置基本調査事業」 で、 新駅を設置する場合は利用者が駅まで車などで来て、 電車に乗り換える 「パーク・アンド・ライド」 方式が望ましいとする結果が出た。 ただ、 南海電鉄には新駅を作る予定はなく、 設置は難しい状況となっている。

スカイタウンつつじが丘分譲課によると、 新駅の検討区域は、 つつじが丘の南西約500メートルの県道と南海加太線が併走し始める地点から南に約300メートルの間。 調査は、 周辺の交通量や開発状況などを調べ、 加太駅から磯ノ浦駅間に住む住民500件からアンケートを取った。 アンケートでは 「あったらいい」 「設置するなら広い場所に」 という意見があったという。

市は調査の結果を基に南海電鉄と交渉。 しかし、 同社としては新駅設置の予定はなく、 現在建設中の 「和歌山大学前駅 (仮)」 と同じように県や市などから設置を働きかける 「請願駅」 として要望していかなければならないという。

同地の宅地は今年度これまで、 不況の影響もあり15件しか売れず苦戦が続いている。 販売促進の起爆剤とするべく新駅設置調査をしたが、 実現するにはまだまだ困難な道が続きそうだ。





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