2010年02月27日

00.社会

松井さんが珠算検定10段合格、県内6年ぶり6人目

県立桐蔭高校2年松井俊樹さん

念願の10段取得で「よっしゃー」と笑顔の松井さん

和歌山市吹上の県立桐蔭高校2年の松井俊樹さん (17) が、 1月31日、 和歌山市内で行われた 「第335回珠算検定試験」 に挑戦し、 同検定最高峰となる10段に見事合格した。 県内からはこれまで5人の10段合格者が出ており、 松井さんは6年ぶり6人目。 吉報が届いたのはつい先日のこと。 松井さんは 「やっと合格できた。 うれしさと安堵の気持ちでいっぱい」 と喜びを溢れさせた。

珠算を習うきっかけは親の勧め。 小学1年から始めた。 最初は10級からこつこつと級を上げていった。 大会にも出るようになり、 点数が伸びたりすると楽しく、 徐々にのめり込んでいった。 10段一歩手前の9段を取得したのは、 中学生のころ。 しかし、 10段の壁は厚く、 昨年は2回挑戦したが、 合格を逃してきた。

試験は、 かけ算、 割り算、 見取算、 暗算などで構成。 1問10点、 各科目30問出題され、 1科目7分間で点数を競う。 10段は300点満点中、 どれも280点以上が必要となる狭き門。 2問以上やり残しがあると、 即不合格となるため時間との闘いとなる。 かけ算では 「9394521×66080」 といった答えが12けたになる問題などが出題された。 松井さんは 「1問できなかった問題があって、 今回もアウトかなあ」 と思っていた矢先、 吉報を知り、 喜びもひとしお。 家族からも 「おめでとう」 と祝福を受けた。

塾は、 そろばん和歌山県一の吉田万葵子さんも所属する和田そろばん塾に週3回通っている。 現在は8月8日のそろばんの日に、 毎年開催される全日本珠算選手権大会に出場して そろばん日本一を取るのが目標。 松井さんは 「そろばんを通じていろいろな人と出会えた。 和田好晴先生や、 そろばん以外でもずっと支えてくれた親に感謝したい」 と話している。





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