2010年03月08日

00.社会

水難救済会が浮き輪付きの自販機設置呼び掛け

和歌山県水難救済会

県内に4台設置されている支援自販機(写真左)、支援自販機に設置される救命ふかん

海難救助を行うボランティア団体、 県水難救済会 (岩田幸男会長) は水難事故の救助に役立つ浮き輪 (救命ふかん) が整備された、 新しいタイプの同会支援自動販売機の設置場所の提供を呼び掛けている。 和歌山海上保安部内、 県水難救済会事務局は 「賛助会員などが減る中、 活動資金が不足している。 自販機の設置に協力してもらい、 ボランティア活動に手を貸してほしい」 と話している。

同自販機は売り上げの一部が水難救助訓練や救助機材の購入など同会の活動に充てられ、 全国の水難救済会で平成21年末までに、 約330台が設置されている。

同会は、 昨年11月末に和歌山市和歌浦南の(有)ベイサイド和歌浦に設置されたのを皮切りに、 現在は県内に4台設置。 各企業や行政施設に協力を呼び掛けているが、 すでに設置されている従来型の自販機との兼ね合いなどで、 設置促進が進まないのが現状だという。

自販機を設置するには約1・5平方メートルの敷地、 15アンペア (100ボルト) の専用コンセントが必要。 スペースに応じて横幅は3つのサイズから選べ、 自販機の設置や商品の詰め替え、 空容器回収など一連の管理は提携飲料メーカー (コカ・コーラグループ) が行う。 基本的に売り上げの8割を同メーカー、 残りの2割を同会の活動、 支援者へ割り当てる。

同会事務局は 「救命ふかんがあれば、 海水浴場や釣りスポット、 学校のプールなど、 水難の可能性がある場所に設置すれば心強い。 大きい募金箱の設置を考えてもらえれば」 と話している。

問い合わせは、 同会事務局 (073・402・5851) 。





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