2010年03月15日

00.社会

阪和道和歌山北ICが開通

和歌山北インターチェンジ (IC)」

盛大に行われた開通式でのテープカット

大阪方面への利便性向上のため、 県や和歌山市、 西日本高速道路(株)が平成20年10月から建設を進めてきた阪和自動車道の 「和歌山北インターチェンジ (IC)」 (同市直川) が完成し、 14日開通した。 これにより、 同市北部から大阪などへのアクセスが良くなり、 和歌山ICの渋滞緩和も期待される。 開通に先立ち同所で式典が行われ、 関係者や来賓らがテープカットやくす玉で晴れやかに開通を祝った。

式典には仁坂吉伸知事、 大橋建一市長、 西日本高速道路(株)の石田孝会長のほか、 県内の国会議員や関係者ら約150人が出席。 仁坂知事は、 「和歌山北ICは、 紀の川の北側を活性化させる仕掛けの一つで、 夢はこれで終わりではない。 近く京奈和自動車道が接続、 幹線となる西脇山口線が完成して、 和歌山がもっと発展できるよう願いたい」 とあいさつ。 大橋市長は、 「開通は市民の念願だったこと。 地域活性化インターという名に恥じないさまざまな効果が期待できるはずで、 大きなスタートになった」 と述べた。

和歌山北ICは3者の共同で、 総事業費約29億円をかけて建設。 和歌山ICの北約2キロの地点に位置し、 県道小豆島船所線に接続する。 ハーフインターで、 乗り口は大阪方面のみとなり、 田辺方面への乗り入れや同方面から下りることはできない。

将来は京奈和自動車道との連絡も可能になるといい、 一日約4200台の交通量を見込んでいる。 災害時のライフラインの確保や、 和歌山ICと周辺道路の慢性的な混雑の緩和も予想される。 また、 隣接する市の企業誘致用地には運輸業など11社の進出が決定。 総雇用予定者数977人、 うち新規雇用者数210人になる見込みで、 経済の活性化や雇用の創出も期待される。





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