2010年03月23日

03.スポーツ

向陽が45年ぶり快挙、開星を2-1で下す

向陽エース藤田

9回を完投したエース藤田

第82回選抜高校野球大会2日目は22日、 第1試合で21世紀枠として出場した向陽は開星 (島根) を 2―1で下して2回戦進出を決めた。 向陽の1回戦突破は、 昭和40年の第37回選抜大会以来45年ぶりの快挙。 2回戦は大会6日目、 第3試合の午後2時から、 19安打14得点で初戦突破した日大三 (東京) と対戦する。 石谷俊文監督は 「優勝候補との対戦なので良い試合にしたい」 と意気込んでいる。

TEAM123456789
開 星0000000011
向 陽00020000X2

向陽は4回、 先頭の津村が死球で出塁。 けん制悪送球で2塁に進み、 2死後には暴投で3塁を陥れた。 続く西岡が四球を選んで2死1、 3塁の好機。 ここで大槻が初球の直球を右前にしぶとく運び、 先制。 続く長田が左前に適時打を浴びせて1点を追加した。

守っては、 3回に遊撃手の森が痛烈なゴロをうまくさばき、 併殺打に仕留めるなど、 チームを盛り上げた。

先発したエース藤田は粘り強い投球で9回を完投。 135キロの直球や縦に割れるスライダーを常に低めに集め、 勝負所では強気の内角攻めも功を奏し、 強打が売りの開星打線を手玉に取った。 9回には、 1点を失ったが、 最後まで攻める姿勢で投げ抜いた。

藤田は 「感謝の気持ちを忘れず、 楽しんでやろうと心掛けていた。 投球は言うことなしの出来。 バックを信頼して投げることができた」 と笑顔。

先制打を放った大槻は 「初球から甘い球が来たら思いきり振っていった。 最高です」、 追加点を奪った長田は 「2回戦も自分のできることを思いっきりしたい」、 西岡主将は 「緊張したけど向陽のグラウンドだと思ってプレーした。 少ないチャンスをものにできたのが勝因です」 とそれぞれ話し、 実力でもぎ取った価値ある一勝に胸を張った。





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