2010年03月24日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

海南の招魂山で植樹祭

招魂山

苗木を植える子どもたち

海南市黒江・船尾地区の招魂山で22日、 サクラの植樹祭が開かれ、 青空の下、 親子連れら約200人が作業に汗を流した。 地元活性化に取り組む 「NPO法人くろえ」 (冨士順一郎理事長)が中心となり、 美しかった昔の山の風景を取り戻そうと企画した。 ヤマザクラのほかイロハモミジ、 シバグリなど約120本の苗木が用意され、 参加者は一本ずつ丁寧に植えていった。

海南市や和歌山市内を一望できる 「船尾山ハイキングコース」 の入り口にある招魂山。 70年位前までは春になるとサクラが咲き花見客でにぎわったが、 戦後は手入れする人も少なくなり、 サクラの木も枯れていったという。

この日は黒江小学校や第一中学校、 ボーイ、 ガールスカウトの子どもたちも大勢参加。 神出政巳市長、 藤山将材県議会議員、 森田実美海草振興局長も祝いに駆けつけ、 神出市長は 「市民主体のまちづくりの一例として、 ぜひともこのような取り組みを広く市民の皆様方にアピールし、 市全体の活性化につなげていきたい」 と祝辞を述べた。

県の 「森づくり基金活用事業」 で、 来年開かれる 「第62回全国植樹祭」 の応援イベントでもあり、 マスコットキャラクターの 「キノピー」 も登場して人気を集めていた。

実行委員長を務めた冨士理事長は 「植樹を機にますますこの広場を利用してもらいたい。 国指定名勝となった温山荘、 黒江の紀州漆器、 この遊歩道などを一体とし、 観光体験コースを作って地域活性化につなげていければ」 と話している。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif