2010年03月25日

00.社会

大手飲料メーカーのCMタイアップ曲に、S.O.W.がCDデビュー

バンドメンバーのHIDEKI、SHINGO、yu―suke(左から) - 大手飲料メーカーのCMタイアップ曲に、S.O.W.がCDデビュー

バンドメンバーのHIDEKI、SHINGO、yu―suke(左から)

和歌山市出身で東京都在住の津田真吾さん(31)ことSHINGOがボーカルとギターを担当するポップスロックバンド「S・O・W・」が4月14日、CD「愛の唄/また明日」で全国デビューする。ストリングスがさわやかに響き、一度聴くと耳に残るカップリング曲の「また明日」は、大手飲料メーカーの新商品のCMタイアップ曲に決定しており、この春、お茶の間に届きそうだ。


津田さんは、県立東高校に通っていたころに友人の影響でギターを始めた。高校卒業後、関西国際空港で働いていたが、周りの友人がバンドでデビューすることを夢見て上京していく姿に刺激を受け、20歳の時に自身も決意を固めた。「家族は猛反対でした。『音楽で飯が食えるか』って。親のすねはかじらない約束で和歌山を出ました」。

上京後、深夜にコンビニで働きながら、ソロシンガーのギターサポートなど地道に活動を続けていた。そして平成20年1月、バンドのリーダーであるドラムとコーラス担当の神奈川県横浜市の古市秀樹さん(45)ことHIDEKIと出会い、同バンドを結成。外国映画をもじってバンド名をつけた。「年齢にも限界があるし、これが最後のチャンス。だめなら音楽の道はあきらめよう」と、自主制作アルバムを作り、その中から抜粋した5曲をラジオや各事務所325社に送った。わらをもつかむ思いが通じ、「ブローウインドレコード」から声が掛かり、契約を結んだ。3カ月後にはベースとコーラス担当の千葉県船橋市の柴田裕介さん(25)ことyu―sukeが加わり、このほど、CDデビューが決まった。津田さんは苦節12年、温めてきた夢を開花させた。

作詞・作曲はすべて津田さんが手がけている。デビューシングルの「愛の唄」は、「日常に口ずさめるような曲にしたいと思って」、「また明日」は「卒業や就職など、仲間と別れる時に聴いてほしい」と津田さん。2曲ともフレーズが耳なじみのよいポップス。関東を中心に年間30本ほどのライブを行っており、ことしは全国を横断し、和歌山でのライブも考えているそう。

津田さんは「まだまだこれから。親しみを持てる楽曲を作っていきたいので、応援してもらえれば」と話している。同バンドのホームページは(http://sow.kilo.jp)。





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