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〔智弁4回表、2死1塁〕一時は勝ち越しとなる2塁打を放つ岩佐戸選手 |
第82回選抜高校野球大会7日目の29日、2回戦第3試合で今大会屈指の好カード智弁と興南(沖縄)が対戦した。智弁は2回に小笠原知弘選手の適時打で先制するも興南エース島袋洋奨投手のトルネード投法に苦戦。計10安打を放ったが、クリーンアップが不発に終わり、2―7で完敗した。髙嶋仁監督は「主軸が打てない、バント失敗など夏までの課題ができた。ただ、島袋投手から10安打奪えたので満足。課題修正して夏に臨みたい」と気持ちを切り替えていた。
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
智弁 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
興南 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | X | 7 |
智弁は2回、1死から宮川が三塁線を破る2塁打を放ち、続く瀬戸が右前打で出塁。1、3塁の好機に小笠原選手が適時中前打を浴びせて1点を先制した。
その裏、同点にされるも4回、2死から主将の城山晃典選手が左前打で出塁。続く岩佐戸龍選手の左中間を深々と破る適時2塁打で1点を追加して再びリードした。
智弁打線はその後も安打は放つものの、6回と8回には犠打に失敗するなど好機を生かし切れず、2点止まり。主軸が島袋投手の攻略に苦戦した。
5打席とも三振に倒れた4番の山本定寛選手は「低めの見極めができなかった」と肩を落とし、城山主将は「この悔しさをばねにして頑張りたい」。無安打に抑えられた3番の西川遥輝選手は「インコースが見えにくく球がとらえきれず、打ち損じが多かった。悔しいです」と夏に向けてリベンジを誓った。
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