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寮長時代の思い出を語る梅本さん |
西博義友の会は3日、 和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で、 阪神タイガース選手寮 「虎風荘」 の元寮長、 梅本正之さん(73)を招き、 第7回文化セミナーを開催。 梅本さんは、 集まった約170人の前で 「若虎との歩み」 と題し、 18年間務めた寮長時代の苦労や、 タイガースの名選手、 監督の知られざる素顔などを語った。
梅本さんは広川町出身で、昭和30年に大阪タイガース入団。同38年に引退後は31年間コーチやスコアラーなどを歴任、同59年から平成15年まで寮長を務めるなど、阪神一筋の生活で若手選手育成などに手腕を発揮してきた。
講演で梅本さんは、「寮長は裏方でありながら、現場の首脳陣や監督より選手たちの本当の姿を知る人物ともいえる」とし、寮生を社会人として育てることを一番に考え、いかに地方から出てきた選手たちの芽を摘まないように支えていくか、常に情熱と愛情を持って接してきたこと、親への感謝の気持ちを忘れぬようにと指導してきたことなど、寮長としての自身の考えや苦労を明かした。
また、井川や新庄、赤星など、タイガースの歴史に残る名選手やOBらのさまざまなエピソードを紹介。歴代監督について、野村監督は「『知力・体力・気力』を基本にインサイドベースボールで、チームが育つ体制を整えてくれた」、星野監督は、「しかる・褒めるをうまく使い分け、選手にやる気を出させるのがうまい」、岡田監督は「誰の意見にも惑わされず、自信を持って進む信念野球の人」などとそれぞれの名監督をたたえた。
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