2010年04月05日

00.社会

バスで交通安全PR、県警本部がJAの協力で

交通安全標語をラッピング

和歌山市内や海南市を走るラッピングバス

県警本部は、 全国共済農業協同組合連合会県本部 (JA共済連) の協力で、 和歌山バスからリースした路線バス2台に交通安全標語をラッピング。 和歌山市内一円と海南市の一部エリアを運行して県民に交通安全意識の高揚を促す。 春の全国交通安全運動に先駆けて5日、 JR和歌山駅前バスターミナルで除幕・出発式が行われ、 地域交通安全活動推進委員などボランティア約40人が参加し、 県警本部音楽隊の演奏で華々しくスタートした。

JA共済連は、 20年ほど前から全国的に交通安全に関する取り組みを行っており、 昨年、 同連県本部が県警本部に路線バスに交通安全標語をラッピングして走らせる企画を持ちかけた。 ラッピング代とバスのリース代を含め、 初年度は1年間で1台につき140万円かかり、 すべてJAが負担する。 バスは青と黄色を基調にしたもの2台で、 県警とJAが、ラッピングのデザインを手がけた。

標語は 「飲酒運転は犯罪です」 「交通ルールを守ろう」 「反射材や懐中電灯を身につけよう」 など2台の左右両面に違ったものが書かれており、 自転車に乗った人や高齢者が反射材をつけたイラストもあしらわれている。 「反射材...」 の標語の部分は文字の枠に反射材を使い、 夜間になると光るなどユニークな仕掛けも。 バス2台はルートを変えながら、 通常の路線バスと同様に運行される。

式で田村康雄交通部長は 「ことしは高齢ドライバーの死亡事故などが増え、 憂慮すべき事態。 色鮮やかで目立つ2台が市内などを走り、 県民の皆さんの安全意識が高まって、 交通事故の抑止につながるよう効果があれば」、 JA県本部の宇田安成本部長は、 「県民には交通安全のルールを守ってもらい、 今後もいろんな面で交通安全に関する活動を応援していきたい」 とあいさつ。 式終了後、 関係者は同運動や自転車の違反防止を呼び掛けるチラシなど約1000部を同駅利用者に配った。

ラッピングバスの運行は1年間は決定しており、 最高3年間走る予定だという。





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