2010年04月06日

00.社会

春の全国交通安全運動スタート

「僕たち、私たちは交通ルールを守ります」。県や交通事故をなくする県民運動推進協議会は6日、和歌山市の県庁前正面玄関前広場で春の全国交通安全運動出発式を行い、満開の桜の下、市立雄湊小学校の新入生が「交通安全のお約束」を宣言。交通関係のボランティア約150人が見守る中、白バイや広報車が市内へ交通安全啓発の呼び掛けにさっそうと飛び出した。運動は15日まで。

声を合わせる清藤さん左と谷元君 - 春の全国交通安全運動スタート
声を合わせる清藤さん左と谷元君

街頭広報に出発する白バイや広報車 - 春の全国交通安全運動スタート
街頭広報に出発する白バイや広報車

同協議会会長の仁坂吉伸知事は「交通安全は終わりがない。平成18年に飲酒運転の事故による死者が全国ワースト1位だったのが、昨年はゼロだった。努力すればできる県。お年寄りの事故をなくすよう頑張らないと」、県警本部の永松健次本部長は、「高齢者の事故の割合は憂慮すべき事態。事故の現状を踏まえて、街頭啓発活動など積極的に取り組んでほしい」とあいさつ。

仁坂知事に対し、同小学校新1年生の谷元志優君(6)、清藤瑠歌ちゃん(同)が大きな声で「交通安全のお約束」を述べ、仁坂知事からは交通の基本的なルールなどが書かれた交通安全冊子が贈られた。

運動の初日、和歌山西署は、和歌山市吹上の県立美術館前、三年坂通りで、「みんなで呼び掛ける交通安全4・6・0」と題し、平安衣装を着た交通安全協会和歌山西支部の女性職員や、「孫市の会」の会員が甲冑(かっちゅう)を着て武者姿に扮(ふん)し、ドライバーへ交通安全啓発を呼び掛けた。和歌山北署は、同市中野のパームシティで交通安全教室を開催し、特別ゲストの和歌山のおばちゃんこと桂枝曾丸さんが登場。笑いを誘いながら事故の防止を啓発した。和歌山東署は、ボランティアの交通安全協力隊の大型二輪や広報車でパレードし、同市西の県立公園で高齢者対象の交通安全教室を開いた。

県警本部交通企画課によると、県内でことしに入って3月末現在、交通事故の発生件数は前年同期比31件減の1641件、傷者は41人増の2063人、死者は1人増の11人となっている。





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