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二輪車の基本的なマナーを呼び掛ける森下警部補 |
新入生を対象に、 二輪車に乗る心構えなどを持ってもらおうと、 和歌山市栄谷の和歌山大学 (山本健慈学長) で7日、 交通安全講習が開かれ、 観光学部、 経済学部、 システム工学部の学生約730人が新生活への交通意識を新たにした。
同大学は1・2年生の約半数、 3・4年生の約3割が二輪車で通学しており、 特に新入生は免許を取ったばかりの学生も多いため、 毎年入学時に同講習を実施。 昨年は男子学生がフォークリフトに衝突し死亡する事故が発生。 数年前にも二輪車の死亡事故が相次いだことから、 毎年、 チーム制で無事故・無違反を目指すセーフティーラリーも継続的に行っている。
この日、 和歌山北署交通課係長の森下伸警部補が講師を担当。 森下警部補は、 平成21年中の同署管内の事故発生件数中、 二輪車が関連したものが全体の4割強、 年齢別でも16歳から24歳の若者の事故が3割強とそれぞれ県内平均より多いことなど、 同署の交通状況の特徴について説明。 「事故の原因は安全不確認がほとんどです」 とゆとりのある運転の徹底を呼び掛け、 「道を譲ったり、 待つなど、 自分が相手にどうしてもらったらうれしいか考え、 相手への思いやりを忘れないで」 と訴えた。
3月末に原付の免許を取ったばかりだというシステム工学部の真木瑞紀さん(18)は、「周りの人のことを考えて運転しないとと思いました。 学校の近くにある坂も危ないので、 注意して帰宅するようにしたい」 と話していた。
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