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テレレ用ポットを手にする小池さん。後ろはニャンドッティ右と子どもたちの絵 |
青年海外協力隊として2年間南米パラグアイで活動し、 先月末に帰国した和歌山市西高松の小池裕子さん (25) が11日まで、 和歌浦南の和歌の浦アート・キューブで、 パラグアイの子どもたちの絵や民芸品、 暮らしぶりが分かる写真などを多数紹介している。
小池さんはパラグアイのサンファン・バウティスタ市で、 5歳から12歳を対象に造形・美術教育を指導してきた。 パラグアイでは美術分野の教育は皆無に近く、 美術の時間には教師が書いた絵をそのまま写したり、 塗り絵をする程度だったという。
「子どもたちは、 絵を描くことを知らず、 『こんな大きな紙に描いていいの?』 と驚くんです。 大変なことが多かったですが、 逆に言えばすべてのことを吸収してくれるので、 とてもやりがいがありました」 と振り返る。
会場には、 持ち帰った子どもたちの絵と、 ニャンドッティというカラフルなレース編みなどの民芸品、 毎日欠かさず飲むテレレというお茶用のポットとカップ、 陽気でおしゃべり好きな人々やカーニバルのほか、 食べ物、 風景などの写真も伝統音楽と共に紹介している。 小池さんは、 「私も行く前は何も知りませんでした。 見て、 知って、 楽しんでもらえれば」 と話している。
展示は、 さくらんぼ造形絵画教室生徒作品展の中で行われている。
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