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人と自然のかかわりについて話す柳生さん |
日本野鳥の会県支部設立30周年記念講演会が18日、 和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれ、 俳優で同会会長の柳生博さんが約200人を前に鳥や自然をテーマに講演した。
同会は昭和9年に創立され、 野鳥保護や子ども向けのワークショップなどを行っている。 現在約5万人の会員がおり、 柳生さんは平成16年から現職を務めている。
柳生さんは、 八ケ岳に移り住んで雑木林を保全していることなどを紹介し、 「かつて人間は里山からすべてのエネルギーをもらい生活していた。 人の原点は里山にある。 一度、 里山に出て現状を見て、 感じてほしい」。 また、 化学肥料や大量に農薬を使った農業が普及したため、 コウノトリが姿を消した事例を挙げ 「自然とうまく折り合いをつけて生活しなければならない」 と利便性だけを求める現代社会に警鐘を鳴らしていた。
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