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住宅地をあいさつに回る候補者 |
任期満了に伴う海南市議選(投開票25日)には定数22に対して25人が立候補し、 3人オーバーの少数激戦が展開されている。 旧下津町地域では、 地元からの立候補者が7人と少ないこともあり、 前回に比べて盛り上がりに欠けている様子。 投票率はほとんどの陣営が前回(73%)より下がると予想し65から高くて70%、 当選ラインは1100~1200票と読んでいる。
合併から5年が経過したが、 やはり 「海南市」 「下津町」 という意識は強く、 地元の商店街や住宅地を重点的に徒歩や街宣車で回っている陣営が多い。 ただし塩津地区からは現職1人、 新人2人の3人が立候補しており、 ある陣営は 「地元だけでは票が足りない」 と積極的に旧海南市地域まで足を伸ばしているようだ。
新人2人は、 昨年、 地域の防災拠点として建て替えたばかりの下津行政局が浸水したことなどに触れ、 「もっとしっかり下津の声を市政に届けたい」 と下津議員の発言力の強化を訴える。
情勢は7人のうち、 前回トップ当選だった若手など2人が頭一つ飛び抜けているのではと注目を集めているようだ。 ほかは 「団子状態」 「第一線」 という陣営が多く、 特に前回、 中下位だった現職は票の上積みに懸命になっている。
旧下津町地域は立候補者のいない地区が多く、 「地元の人がおらんから、 もう投票に行かん」 という声もよく聞かれる。 合併後初の市議選だった前回に比べ、 序盤は静かな選挙戦が続いているようだ。
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05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事
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