2010年05月07日

00.社会

出演者らことしも手作りの面で、和歌祭の雑賀踊

和歌祭の 「雑賀踊」

完成した請棒の鬼面を前に練習する新メンバー(東照宮会館前で)

和歌祭の 「雑賀踊」 の中で演技をする忠棒 (ただぼう) と請棒 (うけぼう) が、 ことしも自分たちで製作した鬼面を付けて出場する。 16日の祭りを前に、 演技者らは和歌山市和歌浦西の紀州東照宮 (西川秀紀宮司) 境内で熱心に練習。 「自分や仲間が作ることで祭りに対する思いも深くなった」 と、 出来上がった鬼面を見ながら気合いを入れている。

使っていた面の破損をきっかけに、 5年前から能面文化協会とNPO法人 「和歌の浦万葉薪能の会」 の協力で作り始めた面は、 ことしで13面になった。 また今回は、 演技に新メンバーが入ったのもうれしいことの一つ。 忠棒と請棒は現在8人ずつだが、 昨年から岩出市の西村直人さん (25)、 和歌山市六十谷の海善太輔さん (28)、 同市湊の松下教子さん(31) が、 ことしから海南市の小川友希さん (29) が加わった。

4人は皆、 よさこいの 「海友会danceteam楽舞和」 のメンバー。 「ゆっくりした動きに初めは戸惑ったけど、 この伝統の祭りを伝えていきたい」 と笑顔で話す。

鬼面製作者6人のうちの一人、 和歌山市和歌浦西の金井修治さん (42) は 「次の世代に祭りを続けてもらえたら」 と期待。 さらに 「以前、 忠棒と請棒は10人ずついたそうです。 まだ面が足りないのでこれからもみんなで作り続けます」 と話している。





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