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「母の日などにどうぞ」 と山下さん |
紀の川市桃山町調月の 「B garden」 園主、 山下文吾さん(51)が栽培する紅花シャリンバイ(バラ科)の新品種 「ペリドット」 が淡いピンク色の花を咲かせ、 見ごろを迎えている。 ことし3月、 シャリンバイ属としては日本で初めて品種登録された。 山下さんは 「ペリドットは宝石言葉で 『夫婦の幸福』 の意味があります。 母の日、 夫婦の日など、 いろいろな節目で使ってほしいですね」 と話している。
高さ約30センチの木に200~250個ほどの花を咲かせる。 葉は楕円形で葉張りがよく、 従来のシャリンバイよりも病気に強い。 庭などの屋外から、 日に当てるなどすれば室内でも栽培可能という。
名前は、 新芽が黄緑色に輝く宝石を連想させる色だったことから 「ペリドット」 と付けた。
発見したのは平成14年ごろ。 シャリンバイを挿し木で増殖中に、 葉の形状が周囲とは明らかに違う木が育った。 山下さんは成長が遅く、 売れるものにはならないだろうと考えたが、 廃棄せずにそのまま栽培を続けると、 きれいな花を咲かせたため増殖生産に踏み切り成功したという。
関東の鑑賞樹愛好家などに好評で、 一度に10鉢を購入する人もいるという。 注文は主に、 同市の(農)桃山町植木組合のホームページ(http://www.j-gre e n .com)で受付中。
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