2010年05月11日

00.社会/03.スポーツ

駒野選手W杯代表入りで家族、後輩らエール

海南市立大野小学校

「駒野選手、 頑張って」 と喜ぶ子どもたち (出身校の大野小学校で)

6月に開幕するサッカーのワールドカップ日本代表メンバーが10日発表され、 海南市出身のDF駒野友一選手 (28) =ジュビロ磐田=が2大会連続で選出された。 家族でテレビの中継を見守った母親の友美子さん (54) は 「本当にうれしい。 2大会連続で出場できるとは全然思っていなかったので、 本人もびっくりしてるんじゃないでしょうか。 けがのないように力を出し切ってほしい」 と喜んだ。
駒野友一選手
駒野選手

駒野選手は同市の大野小学校2年の時にサッカーを始め、 市立第3中学校、 サンフレッチェ広島ユース、 J1サンフレッチェ広島を経て、 今はジュビロ磐田で右サイドバックとして活躍。 平成16年にはアテネ五輪に出場し、 18年のW杯ドイツ大会では初戦の豪州戦にフル出場した。

友美子さんと共にテレビを見つめていた姉の竹柴由香理さん (30) は 「決まった瞬間、 すぐに友一にお祝いメールしました。 南アフリカには行けませんが、 遠く和歌山から応援したい。 日本のみんなの代表として選ばれた限り、 精いっぱい頑張ってほしいと思います」 と弟の快挙をたたえた。

小学校時代の指導者の兒島昭人さん (60) は 「前回のドイツ大会のメンバー発表とは違って、 ごく当たり前のように聞けました」 と笑顔。 小学生時代を 「入ってきたときはそんなに上手だとは思いませんでした。 ただ人一倍練習する子で、 誰よりも努力家でしたね。 左利きだと思うくらい左足の精度は高かった。 あれだけ両足で質の高いボールを蹴れる小学生はそうそういないなと思った」 と振り返った。

母校の海南市山田の市立大野小学校 (中浴正喜校長) でも、 駒野選手の吉報に職員や児童たちが喜びの声を上げた。 サッカークラブに所属する児童だけでなく、 児童や教職員の間で話題に上がるなど、 学校全体で日本代表メンバー入りを祝福するムードが高まっている。 児童たちは今後、 応援メッセージを寄せ書きして贈るという。

同校では駒野選手はあこがれの存在。 校長室にはユニホームが飾られ、 2階の廊下にはサイン色紙やボールなどを展示する思い出のコーナーも設置されている。 サッカークラブに所属する児童にとって駒野選手は 「夢のような存在です」、 「切り返しやスピードの変化が早い」、 「両サイドができてすごい」 といった声が上がった。

6年の小池健介君 (11)、 辻井隆君 (同)、 4年の西岡ゆうま君 (9) の3人は 「駒野選手のようにすごいプロ選手になりたい。 頑張れ~」 とエールを送った。

また、 駒野選手の下津第三中時代、 教諭だった中浴校長は 「人の話をしっかりと聞く穏和な子だった。 けれどグラウンドでは飛び抜けた選手だった。 勉強もよくできた」 とかつての教え子との思い出を振り返っていた。





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