2010年05月12日

02.政治・経済

「目指す方向性同じ」、大江参議が幸福実現党へ

大江康弘参院議員

大江氏

県選出の大江康弘参院議員 (56) =無所属=が11日、 宗教法人 「幸福の科学」 (大川隆法総裁) を母体とする政治団体 「幸福実現党」 への入党を表明した。 大江氏は 「リスクや誤解を招くことがあるかもしれないが、 入信するということではない。 あくまでも目指す方向が同じだったということだ」 と話している。 同党としては初の国会議員誕生となる。

大江氏は県議を5期務めた後、 平成13年、 参院選で当時の自由党から比例区で当選。 前回の参院選 (同19年) では民主党から出馬し、 比例区で当選した。 その後、 党執行部批判を繰り返し同20年8月に、 渡辺秀央氏と共に民主党を離党し、 新党・改革クラブに参加。 総務会長や国会対策委員長などを歴任した。

改革クラブはことし4月、 舛添要一参院議員を代表として迎え 「新党改革」 に名称変更し、 自民党との統一会派 「自民党・改革クラブ」 を離脱。 大江氏はこれに対して 「政党交付金目当ての偽装新党」 と批判し新党には参加せず無所属となっていたが、 統一会派には残っていた。 大江氏はこの日、 会派離脱を発表し、 記者団の質問に答える中で幸福実現党への入党を明らかにした。

大江氏によると、 昨年の衆院選終了後から入党の話があったが興味は示さなかったという。 しかし、 党関係者と数回会って話し合う中で政策など 「方向性が違わない」 と感じ、 ゴールデンウイーク中に大川総裁と直接会談し、 入党を決心したと述べた。

大江康弘和歌山事務所は 「事前に後援会などにも伝えていた。 急なことだったので今後のことはまだ決まっていない」、 幸福実現党は入党の経緯になどについて 「14日に東京都内のホテルで記者会見を行うので、 そこで党の見解や理由などについて詳しく説明する。 現時点ではコメントできない」 とした。





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