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花を咲かさず、葉だけとなっているショウブ園(和歌山市西浜の養翠園) |
和歌山市西浜の国指定名勝「養翠園」名物のショウブがことし、ほとんど花を付けず全滅状態にあることが分かった。
同園は、紀州徳川家10代藩主治宝(はるとみ)公が造営した約3万3000平方メートルの大名庭園。ショウブは園内に約300株あり、毎年この時期に紫色の花を咲かせる。
しかし、ことしは春の気温が低かったことと昨秋に害虫が増加したため、土を全部入れ替えて植え替えたことが影響し、うまく花を付けることができなかったようだ。
隣接する「湊御殿」に自生する黄ショウブは花をつけて満開。同園事務員の男性は「ええ花は弱いんやなぁ。ことしは全然あかん。これから手入れして、来年に期待ですわ」と言葉少なだった。
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