ガーデンパーク駐車場、自転車盗等減る

「買い物帰りに立ち寄りやすい」「道を聞くのに便利になった」。 和歌山北署御膳松交番が3月中旬に和歌山市松江北のメッサオークワガーデンパーク店の駐車場内に移転して2カ月が過ぎた。 以前の場所より交番への来訪者が倍増し、 駐車場内にたむろするナンパ目的のハント族も減りつつあるなど、 おおむね好調な滑り出しとなっている。

駐車場内の駐留警戒や巡回パトロールなど見せる活動の効果もあってか、 同店の犯罪発生を4月単月でみると、 昨年同時期に比べて、 自転車盗やオートバイ盗、 器物損壊など街頭犯罪は微減している。 同署地域課の平松直樹警部は 「車が止めやすくなり、 県内外の来訪者が道を聞きに来るなど利便性が上がった。 今後も店の関係者と話し合いながら防犯体制を構築していきたい」 と話している。

しかしながら同店の刑法犯発生件数は相変わらず高く、 ことしに入って4月末現在、 県内の主要な駅やスーパーマーケット、 商業施設などの中で、 ワースト1となっている。 駐車場での発生は抑えられているものの、 店内での万引きが微増しているという。 同店付近で発生している刑法犯37件のうち、 万引きが27件を占めている。

同署は、 店内の巡回を強化するなどし、 店との連携を深めながら万引きの抑止対策を進めている。