2010年05月25日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

岩出市が入札予定価格を事前公表へ

会見する中前副市長㊥ら - 岩出市が入札予定価格を事前公表へ

会見する中前副市長中ら

市職員の汚職事件を受けて設置された岩出市不祥事再発防止委員会(委員長=中前温副市長)の報告書が24日、発表された。入札制度に関しては透明性向上のため予定価格と最低制限価格を公表、競争性確保のため一般競争入札を拡大するとし、職員倫理については「業者との交際について公私の分別を要請」などの行動指針やガイドラインを作成、「市職員全員が報告書に従って再発防止に取り組み、一日も早く市民の信用と信頼を回復する」としている。

この日、中前副市長らが市役所で会見。一般競争入札の拡大については、一度にすべて適応すると事務手続きが増大し、地元業者が排除される可能性があるなどとして「入札案件ごとに条件設定し、段階的に進めていく」と説明。またこれまで入札前に実施してきた現場説明会は、事前価格を公表した状態で業者らが顔を合わすと談合を助長する可能性があるため、今後開かない方針にするという。

同委員会は、2月に競売入札妨害で逮捕された元事業部長の事件を受け設置されたもので、これまでに8回開催。4月末に報告書をまとめ近く発表する予定だったが、18日に事業部土木課の職員が同容疑で逮捕されたことを受け先送りしていた。

中前副市長は「職員の法令遵守、入札制度を見直し透明性を高めた。市民の一日も早い信頼回復に努める」と述べた。





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