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組み作業に入る住民ら(石地区) |
7月の最終土、 日曜に行われる紀州三大祭りの一つ 「粉河祭」 を前に、 地域住民らでつくる同祭だんじり部会(箕輪光芳会長)らはこのほど、 だんじり上部に付ける竹細工 「髭籠(ひげこ)」 の組み作業に入った。
髭籠は古くから神が降りる目印とされ取り付けられてきたもので、 長さは約10メートル。 桶屋や傘屋の職人が少なくなったことなどを理由に、 制作は一時中断されていたが、 これをもう一度復活させようと、 同地区石町の村上好延さん (74) が10年以上前から独自に復元を始め、 今では保存会を中心にしてそれぞれの地区のだんじりに付けようと取り組んでいる。
髭籠は幅2センチの竹の先を4つに割き、 それを40本組み合わせて作る。 竹を割く作業は、 田辺市の桶屋に依頼しているという。 村上さんは 「髭籠があると、 だんじりも華やか。 若い人にも継承していき、 守っていきたい」 と話している。
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