2010年05月28日

00.社会

「『ただ減らせ』は間違い」、和歌山市議会議員定数問題特別委

議員定数について議論する和歌山市議会の議員定数問題特別委員会 (山本宏一委員長) が28日、 開かれた。

地方自治法が定める市議会議員の法定上限数は46で、 条例定数は40。 辞職などで減少し現在市議会には、 38人の議員が在籍している。 22年度予算ベースで議員一人当たりの議員報酬や政務調査費交付金などは年間約1427万円となっている。

委員会で遠藤富士雄委員は、「定数について議論することは大事だが、 議員がなぜ存在しているのか議員自身が自覚し、 地方議会制度がどういう意識を持たなければいけないのか考える必要がある」 とした上で、「景気や (定数削減という) 周りの声に振り回されてはいけない。 議員は自分の立場を分かってもらえるように努力すべきだ」 と意見を出した。

また各委員からは、「二元代表制の否定につながるような、『ただ減らせ』、 という声に応じるのは間違っている」、 「これから議員の活動が多様化する。我々が自信を持って議会活動できるようにしなければならない」などとする声が上がった。

同委員会は、定例市議会閉会中に月に1回程度開催し、12月議会に報告するという。





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