2010年06月01日

02.政治・経済

けやき大通り再生へ検討委、県が今年中に結論

道路空間のあり方について今後検討される「けやき大通り」 - けやき大通り再生へ検討委、県が今年中に結論

道路空間のあり方について今後検討される「けやき大通り」

和歌山市内中心部の幹線道路、県道「けやき大通り」について県都の玄関口としてふさわしい道路空間として見直そうと、県は近く「けやき大通り再生検討委員会」を設置する。検討委は県、和歌山市、県警、地元連合自治会などで構成し、歩道の拡幅や側道と街路樹の一部撤去などを検討、ことし中に方針案をまとめて来年度の予算化を目指す。


仁坂吉伸知事が1日の定例会見で明らかにした。けやき大通りはJR和歌山駅から西汀丁交差点までの全長1951メートル、戦後の戦災復興事業で整備し道幅は約50メートル、片道4車線あるが、道路の広さのわりには車の交通量はそれほど多くなく、市内のシンボルロードとしての魅力向上を図るため、道路空間のあり方を検討することにした。

けやき大通りはJR和歌山駅前から和歌山城方面に向かって商店やビルが並び、歩行者や自転車の通行も多い。また、沿道では民間による都市再開発計画や歩道を活用したイベントなども開催されるなど中心市街地活性化に向けた取り組みも活発化している。

県によると、検討委の委員長には国からの出向でかつて県都市政策課長も務めた大阪工業大学の村橋正武教授、副委員長に和歌山大学の足立基浩教授が就任予定で、委員は約20人。ことし中に結論を出し来年度の予算に道路整備費を盛り込みたい考え。

全体の設計の見直し対象は公園前までの約1・5キロ。本道と側道の間にある街路樹については交通の障害になるとの指摘もあり、撤去するかどうか意見を出し合う。仁坂知事は「けやき大通りは今後、生活や市民のにぎわいを招くことが必要。オープンに議論し早く結論を出したい」としている。





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