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ロボット作りに夢中になる子どもたち |
海南市南赤坂の近畿大学先端技術総合研究所(細井美彦所長)は29日、海南インテリジェントパーク内の和歌山リサーチラボと同研究所で公開シンポジウム「サイエンスツアー」を開いた。クローン動物や医療福祉ロボットについての公開講座のほか、音に反応するロボットの工作教室なども開かれ、子どもたちは科学の楽しさを学んでいた。
サイエンスツアーは研究所の活動を多くの人に知ってもらおうと毎年開かれ、ことしは前半後半の部に合わせて約300人が参加。
後半のオープンラボでは、どのコーナーも人だかりができるほどの人気ぶり。体験教室「音センサー2足歩行ロボットを作ろう」では、児童ら24人が参加。ロボット工学・技術センターの栗山敏秀教授(61)が指導し、キットを使って、音に反応する2足歩行のロボットを作った。児童たちはコードやセンサーなど各部品とにらめっこしながら組み立てに夢中になり、完成させると「よっしゃー」と歓声を上げていた。完成したロボットで競走する大会も開かれ、教室は盛り上がった。ロボット製作を楽しみにしていた亀川小学校4年の妻木勇樹君(10)は「難しいけど楽しかった」と満喫した様子。栗山教授は「自分で作ることでロボットを身近に感じてもらい、これから先の科学がどんな風に発展していくか興味を持ってもらえれば」と話した。
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