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大きく実ったモモと吉田さん |
ほんのりピンクに色付いた 「あら川の桃」 の収穫が、 一足早く紀の川市桃山町市場の吉田正さん(78)方ハウス園で始まった。 同じ品種の露地栽培に比べて1カ月半ほど早い収穫。 しかしことしは寒さの影響か、 ハウスでも例年より1週間ほど生育が遅いという。 今後、 6月中旬までに約5000ケース(3万5000個)を大阪の市場などに出荷する。
一般的にモモは、 収穫時期が遅いほど味がいいとされる。 ハウス内で栽培しているのは 「白鳳」 という品種で、 本来の収穫時期は7月中旬から8月。 露地栽培の早生(わせ)モモは、 6月中旬からの出荷。 ハウス栽培は味のいい白鳳を早生モモより早く出荷できるメリットがある。
同ハウスは吉田さんとあら川の桃振興協議会(山下忠男会長)が協力し、 特産品のモモをPRしようと始めた。 3月上旬の花が咲く時期にはハウスを一般公開し、 地元住民らが野立てをしたりと楽しんでいる。
吉田さんは 「あら川の桃は台湾にまで出荷されています。 忙しい日々が続くが、 モモを早く消費者に届けたいですね」 と話している。 現在の卸価格は1キロあたり3000円ほど。 桃山町物産センターでも販売される。
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05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事
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