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装備品を着ける園児 |
子どもたちに海を守る気持ちを持ってもらおうと、 和歌山海上保安部は3日、 和歌山市西浜に着岸している巡視船 「きい」 などで環境教室を開き、社会福祉法人ようすい保育園の年長児約60人が実験や紙芝居などで楽しみながら学んだ。
海上保安庁が定める 「海洋環境保全推進月間」 の一環。 同部が、巡視船を利用し園児向けの教室を開くのは初めて。
園児たちは同船内の一室で、 海上保安官が 「海や川にごみを捨てないでほしい」 という思いを込めて作成した環境紙芝居で学習。 海亀がビニール袋をくらげと間違えて食べてしまい、 病院で手術をするというストーリーに真剣に聞き入っていた。 また、 園児たちは水に浮かんだ油を魚などの形に切り抜いた吸着マットですくい上げる体験や、 同船の乗組員の防弾の装備品を身に着けるなど、 海の仕事に触れ合った。
もも組の橋爪美也加ちゃん (5) は 「ウミガメの話かわいそうやと思った。 船って楽しいところいっぱい」 と笑顔。 同部警備救難課の佐々木渉課長は 「『きれいな海を残そう』 という気持ちを、 アトラクションを通じて持ってもらえれば」 と話している。
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