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「博士」 の指導でしょうゆをあぶってにおいの成分を確かめる児童 |
日本醤油(しょうゆ)協会(濱口道雄会長)から県でただ一人 「しょうゆもの知り博士」 の認定を受けている有田市の小山芳輝さん(50)と妻のみゆきさん(49)が和歌山市園部の市立有功小学校(南良和校長)を訪れ、 児童にしょうゆの作り方や香りの成分などを教えた。 児童らはしょうゆを食生活に取り入れてきた日本人の知恵を知り、 深く感心していた。
この取り組みは、 協会が平成18年度から進めている食育プロジェクトの一環で、 「しょうゆマジック」 をテーマに、 授業でしょうゆの作り方を面白く、 分かりやすく解説。 全国に125人いる 「しょうゆもの知り博士」 が小学生にしょうゆの知識を深めてもらおうと、 個々に活動している。 県内で認定を受けているのは、 (株)小山安吉醸造元の代表取締役でもある小山さんのみで、 毎年3校の小学校に出前授業に訪れている。
この日、 授業を受けたのは5年生64人で、 昨年には工場も見学しており、 今回の出前授業を楽しみにしていた。 児童たちは実際にしょうゆをホットプレートであぶってみて、 どんなにおいがするのかを確認。 「博士」 からにおいの成分が300種類以上あることや、 ライトを当てると赤色だということを聞き、 驚いていた。
また、 出来たてのしょうゆと市販のものと味を比べたりして、 学んだ児童は 「しょうゆってすごいんや」 と感心していた。
普段からしょうゆが大好きという松本愛太君 (10) は 「搾りたては味が全然違う。 すごくおいしい」 と笑顔で話していた。
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