2010年06月24日

00.社会

消防が人命救助の3人を表彰

和歌山市消防局表彰

表彰状を受け取る前田さん

和歌山市消防局は24日、 倒れていた男性に救命措置を施し、 命を救ったとして市立西和中学校事務員の前田健作さん (24)、 須佐友洋教諭 (32)、 髙橋幸江養護教諭 (46) の3人に感謝状を贈った。

3人は4月22日、 同市砂山南の市立西和中学校事務室で、 突然倒れた用務員の男性 (38) を、 AED (自動体外式除細動器) を使い、 心臓マッサージなどの救命処置で助けた。

事務室近くにいた前田さんは、 男性のうめき声に驚き部屋に駆け込むと男性が倒れているのを発見。 須佐、 髙橋両教諭に助けを求めた後、 119番通報した。 須佐教諭が心臓マッサージを行い、 高橋教諭がAEDで男性の呼吸・心拍を回復させ、 通報を受けて駆け付けた救急隊に引き継いだ。 男性は順調に回復し、 23日から職場に復帰しているという。

須佐教諭は 「3日間の応急手当普及員講習を受けていたから、 心肺蘇生できた。 男性が復帰できてうれしいの一言」 と安心した様子。 同校の岩本章校長 (59) は 「たまたま学校という環境でAEDがあり、 毎年職員は救命講習を受けて、 同僚を助けたいという気持ちがあったから、 救命率が上がった。 本当によかった」 などと話している。





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