2010年06月30日

00.社会

マリーナシティ農園プロジェクト、園児ら初の体験

農園プロジェクト

ジャガイモを掘る園児

和歌山市毛見の和歌山マリーナシティ駐車場の一角の菜園 (約1000平方メートル) で収穫した野菜をロイヤルパインズホテルのレストランで使用する 「農園プロジェクト」 は29日、 農業体験の第1弾として同市紀三井寺の市立名草幼稚園 (武田典也園長) の年長組87人を招待し、 ジャガイモの収穫体験を行った。 農園は今後、 さらに面積を拡大し 「貸し農園」 や各種団体の農業体験の場として利用していきたいという。

同ホテルによると、 農園は昨年の秋に作られ、 1月始めにタマネギやほうれん草など10種類を植えたのを皮切りに職員や地域ボランティアの手で現在30種まで増やしている。 すでにレタスなどをホテルの朝食で使用、 客からの評判も上々だという。 ジャガイモは、 まだまだ収穫量は少ないが、 子どもたちが喜ぶだろうと同園に声を掛け実現したという。

この日、 長靴に手袋姿のやる気満々で訪れた園児たちは梅雨の晴れ間の蒸し暑い中、 汗をぬぐいながら夢中で作業に取り組んでいた。

初めてジャガイモ掘りをしたという出口心彩ちゃん(5)は 「宝探しみたいで楽しい。 大きいの見付けたからお家へ持って帰ろう」 とにっこり。 その後、 園児たちは同ホテル料理長に収穫したジャガイモを蒸すなどして調理してもらい、おいしく食べていた。

同社は 「無農薬、 有機栽培を心掛けておいしい野菜を供給したい。 まだ試験段階だが農園を拡大し、 新たな観光事業を掘り起こしていきたい」 と話している。





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