2010年07月01日

00.社会

父親たちの読み聞かせ活動、西署管内の小学校でスタート

絵本の読み聞かせ

絵本の読み聞かせをする木村会長左と田中課長

イクメンの楽しさ発信しよう。 和歌山西署少年補導員連絡会 (木村靖会長) と同署は、 男性を中心にした絵本の読み聞かせを同署管内の小学校で始めようと準備を進めている。 木村会長は 「父親が育児に興味を持つきっかけづくりになれば。 絵本を読むことで親子のきずなが深まり、 子どもたちが非行に走るのを防ぐことにもつながる」 と話している。

同署生活安全課の田中健次課長は4月ごろ新聞で、 御坊市で発足した男性のみの読み聞かせサークル 「よみきかせオヤジの会」 の活動を知った。 和歌山市内で男性による読み聞かせサークルは珍しく、 田中課長は 「読み聞かせしている姿が各家庭の父親へも波及し、 子どもとのコミュニケーションの橋渡しになるのでは」 と、 少年の健全育成のために活動している同会へ企画を持ち掛けたという。

田中課長と木村会長は、 同サークルの活動や各書店の読み聞かせイベントを見学するなどし、 どんな絵本が良いか、 より感情が伝わる読み方などを研究。 6月末には、 同署管内の少年補導員を集め、 読み聞かせの企画や、 子どもたちに期待する効果などについて説明。 木村会長や田中課長が、 怒られてばかりの男の子を描いた 『おこだでませんように』、 植木鉢からいろんなものが生まれるユニークなストーリーの 『うえきばちです』 の絵本などを実際に読んで見せた。

同署管内の小学校を対象としており、 7月中旬に市内の市立和歌浦小学校で、 3年生2クラスに初の読み聞かせを披露する予定。

田中課長は、 「子どもが幼いうちに、 父親がひざの上などに乗せて生の声で読むことで思いやりが伝わり、 非行の芽を防げるのでは」 と話している。





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