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ボーイング広報の高橋美都子さんと握手を交わす戸川さん |
アメリカの世界最大の航空宇宙会社ボーイングカンパニー(マイク・デントン代表)が主催し、 12日から16日まで米アラバマ州ハンツビルで開催する 「教師のためのスペース・キャンプ・プログラム」 に、 県教委学校指導課の戸川定昭指導主事(45)が日本代表(1人枠)として選ばれた。「宇宙を切り口とした教育による地域再生」 を推進している和歌山大学観光学部の推薦によるもので、日本からはことしで10人目、 西日本で初めての「代表」となった。
同社が平成4年から教諭の教育スキル向上、 次世代を担う子どもたちへの宇宙への興味関心を高めることを目的に、 世界各国から選抜された教育者をNASAの宇宙教育訓練に招待しているプログラム。
公立小学校4年生から中学2年までの理数系を担当する教諭が対象だが、 同大学の担当者によると 「理数の分野にとらわれず、 宇宙でも共通語である英語でのコミュニケーション能力を高め、 宇宙教育を引き付けていけたら」 という思いで、 英語科教諭だった戸川指導主事を推薦したという。
戸川指導主事は 「日本で一人しか経験できないこと。 子どもたちの可能性が広がるような指導、 助言をしていきたい」 といい、 「普段から英字新聞を切り取るなど努力しています」と、意気込んでいた。
ことしは、世界12カ国と米国内から102人が参加する。 月での仮想滞在や宇宙でのガーデニング実験、 無重力状態での物体の動き方実験など、 本物さながらの宇宙飛行士養成訓練などを行う予定だ。
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