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40人の参加者を前に田舎暮らしについて話す春原さん |
まちづくりを考えるイベント 「古きよきものを活かすまちづくり第2回 むら人とまちっ子」 が1日、 和歌山市のぶらくり丁商店街内のみんなの学校で開かれた。 那智勝浦町の色川地域で百姓修行をしている春原(すのはら)麻子さん(27)が講演、 村でのまちづくりについて 「若者とお年寄りの一体感が大事」 などと話した。
まちづくりや田舎暮らしに興味を持つ約40人が参加。 春原さんは、 東京大学進学後に全国の田舎を行脚し、 都会からの移住者を訪ね歩くなどした。 同大学大学院卒業時に原和男さんの 「百姓養成塾」 のコンセプトに共感し、 専従スタッフとして色川に移住。 農業の修行の傍ら、 学生の田舎留学支援や若者とお年寄りの出会いのコーディネートなどに従事している。
春原さんは、 村での生活について 「暮らすための先生は住んでいるお年寄りたち。 24時間授業を受けているようなもの」 とした上で、 「日常生活の何気ない会話の中から、 テキストにはないことを知ることができる」。 また、 若者とお年寄りをつなぐことで、 「若者は田舎を身近に感じることができ、 お年寄りは田舎に誇りを持つことができる。 若者が来ることでお年寄りたちが自主的に 『昔を語り継ぐ』 という取り組みを始めた例もある」 とし、 「小さな村の在り方が、 大きな都市の在り方に通じる」 と話した。
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