2010年07月02日

00.社会

一日の始まりは和やかに、星林高とみどり幼稚園の朝

和歌山県立星林高校

笑顔でバスを見送る上田講師ら

和歌山市西浜の県立星林高校 (平松正昭校長) の朝は、 ほほ笑ましいあいさつから始まる。

ことし4月から、 毎朝の登校時に、 校門指導をしている講師の上田秀人さん (22) が、学校法人みどり幼稚園 (石黒悦子園長) のバスの園児たちに元気に手を振っている。

園のバスは毎朝、 星林高の玄関前を通過。ある日、 バスの男性運転手 (63) が、 上田さんに向けて、 手を振ったのがきっかけ。 今では園児たちも、 元気いっぱいに手を振ってあいさつ。 お互いにうれしい気持ちになるといい、 この触れ合いがないと一日が始まらないそうだ。

顔を手で押さえて笑わせようとする園児らに、 笑顔で手を振って声を掛けるのが、 上田さんの日課。 園児にも楽しんでもらえるよう、 動作を少し大きくするなど、 手の振り方も毎日工夫しているとか。

津秋帆希ちゃん(5)は 「いつも笑ってる顔を見るのが楽しみ」 とにっこり。 沖野栞菜ちゃん (6) は 「ダンスしてるみたい。 踊ってくれるかな?」 とわくわくし、 校門前を通るのを待っている。教職を目指す上田さんも、 「 (あいさつすることが) 生徒との交流にも役立っているので、 これからも続けていきたい」 と笑顔。 生徒との年齢も近いことで、 兄のような存在だと慕われているという。 校門指導では、 生徒の様子を見ながら 「きょうは元気なさそうやけど、 どうした?」 と声を掛けるなど、 いつも熱心だ。





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