2010年07月15日

02.政治・経済

現新3人が火花、市長選立候補予定者討論会

和歌山市長選(25日告示、 8月1日投開票)に立候補を表明している3氏の公開討論会

赤と白のパネルを使った「○×」形式の質問に答える参加者(左から、大橋氏、小野原氏、小田氏)

和歌山市長選(25日告示、 8月1日投開票)に立候補を表明している3氏の公開討論会(和歌山青年会議所主催)が14日、 和歌山市の県民文化会館小ホールで開かれた。 財政や観光、 教育などをテーマにそれぞれが考えを述べ、 赤と白のパネルを使った 「○×」 形式の質問もあり、 市民約250人が熱心に聞き入った。

参加したのは、 和歌山大学前学長の小田章(67)、 現職の大橋建一(64)、 新日本婦人の会県本部事務局長の小野原典子(55)の3氏。 コーディネーターは三重大学学長補佐の児玉克哉氏が務めた。

自己紹介で、 小田氏は 「4年で観光学部をつくった。 市の行政には決断や実行力などにスピードが大事だ」。 大橋氏は 「8年で市の信頼回復、 財政再建に挑んだ。 今後も市民に希望を持ってもらえるようにしたい」。 小野原氏は 「福祉を大事にする市にしたい。 公正な行政で福祉、 暮らしをつくりたい」 と話した。

市の財政について、 小田氏は 「収入を増やし、 支出を減らす。 経済を大きくする必要がある」 と主張すると、 大橋氏は 「職員削減や給与構造の改革で新たに財源を生み出した」 と8年間の実績をアピール。 小野原氏は 「今の政策がベストか考えるべきだ」 と訴えた。

観光施策に関して、 小田氏は 「外国人を積極的に誘客する。 インフラを整備し、 もてなしの気持ちを持つことが重要」 とすると、 大橋氏は 「高野山や根来、 粉河など近隣の市町村と連携して観光を深めたい」 と具体例を出してアピール。 小野原氏は 「加太や和歌浦など観光資源をグレードアップさせたい。 市職員が魅力の語り部になってほしい」 と話した。

最後に、 小田氏が 「今、 和歌山は 『あかんあかん』 ばかりで閉塞感がある。 良くなったと思ってもらえるように頑張る」 と話し、 大橋氏は 「和歌山は 『あかん』 ばかりではない。 希望がある。 若い人の意気に期待したい」 と両者が火花を散らすと、 小野原氏は 「市民の生活を守りたい。 女性パワーでやり遂げたい」 と持論を展開した。





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