2010年07月18日

00.社会

向陽中生がNASAとネット中継

スカイプを利用したインターネット中継

スカイプを使って生徒と交流する戸川さん

米アラバマ州ハンツビルのNASAの宇宙教育施設で行われた教員の研修に日本代表として一人だけ参加した県教委学校指導課の戸川定昭指導主事(45)と向陽中学校(板橋孝志校長)理科部の部員23人が16日、 スカイプを利用したインターネット中継で交流した。 戸川さんは向陽高校出身で今回の研修参加に際し、 母校である向陽高校の生徒たちと交流したいと板橋校長に提案、 中学校との交流が実現した。

研修は、 世界各地の学校教諭の教育スキル向上などを目的に12日から16日まで開かれた 「教師のためのスペース・キャンプ・プログラム」(ボーイング社主催)。 教諭のレベルアップで、 次世代の子どもたちが宇宙への興味を持つことが期待されている。

理科部の生徒たちは現在、 宇宙から帰還したアサガオの種を栽培するなど、 宇宙に対する興味は旺盛。 今回の交流も楽しみにしていたという。

NASAの制服姿で画面に登場した戸川さんは、 今までの研修で学んだことや経験した驚きを生徒たちに話した。 戸川さんがプログラムを説明すると、 生徒たちは無重力テストの意義や訓練の内容について積極的に質問するなど宇宙への関心を深めていた。 また戸川さんは貴重な飲料水を確保するために 「宇宙ではおしっこを洗浄して飲み水にする」 と話すと、 生徒からは驚きの声が上がっていた。

戸川さんは 「理科の勉強だけでなく英語も重要。 間違いを恐れずに英語でコミュニケーションができるよう努力してほしい」 とメッセージを送った。 林正之君(15)は 「遠い場所だと思っていた宇宙が近く感じた。 今まで以上に勉強していこうと思う」と話していた。





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