2010年07月20日

02.政治・経済

前哨戦ラストスパート

これまで現新3氏が立候補を表明している和歌山市長選は告示(25日)まで1週間を切った。現職の対抗馬が現れたのが6月で、その上、参院選の陰に隠れるなど今一つ盛り上がりに欠けていたが、ここにきて立候補予定者が決起集会を開くなど前哨戦もラストスパート。財政やまちづくり、教育などが大きな争点になりそうだ。


立候補を表明しているのは、和歌山大学前学長の小田章(67)=無所属=、現職の大橋建一(64)=同=、新日本婦人の会県本部事務局長の小野原典子(55)=共産推薦=の3氏。

大橋氏は、2期8年の成果として、直川用地への企業誘致成功▽財政におけるイエローカードからの脱却▽職員削減などを挙げ、「8年間市民に信頼されたのが私の財産」と自信をのぞかせ、「次の4年間も一緒に市を発展させ、明るい未来を見いだしたい」と話す。

一方、小田氏は、情報公開の徹底▽新教育システムの構築▽中小地場産業・農林水産業の振興▽高齢者医療の充実▽人の力で地域力浮上を主な公約にし、「大橋市政の8年で何も変わっていない。停滞ムードの和歌山市を明るく変えたい」と改革を訴える。

小野原氏は、国保料の引き下げ▽小学校給食の民間委託白紙撤回▽同和行政の見直しなどを掲げ、「公正な行政運営で福祉と暮らしが大切にされる市政をつくりたい」としている。





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