2010年07月21日

03.スポーツ

和商、近大新宮打ち崩せず涙

西村にエールを送る岡﨑 (左)

西村にエールを送る岡﨑 (左)

3回戦(21日、第1試合)

TEAM123456789
和商0000000000
近大新宮10001000X2

〔和〕西村、赤羽―和歌〔近〕新田―宮本

和商は相手投手のストレートに完全に抑えられた。この試合放った安打は3本のみで、ここ2戦で見せた攻撃力は鳴りを潜めた。

先発のマウンドに上がったのは西村。初回と5回に得点を奪われたが粘りの投球で援護を待ったが、得点は与えられなかった。

5回、1点を与えた西村のもとに内野手が集まった。伝令の阿部が西村にエールを送り、帽子を見せた。そこには「日本一の仲間信じて」の文字。西村の表情に笑顔が戻る。

3塁手の岡﨑が西村に手を差し伸べた。「お前ならできる。自分を信じろ」と握手。誰よりも西村を気遣った岡﨑は終始西村に声を掛け、後輩を支え続けた。「あいつならやれる。ことし経験したことを来年に生かしてほしい」。自分たちの夢を西村に託し、夏のグラウンドを去った。





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