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〔笠田―智弁〕 11回裏、1死3塁から城山の適時打で生還した中村に駆け寄る選手 |
3回戦(21日、第3試合)
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 |
笠田 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 |
智弁和歌山 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | X1 | 5 |
智弁は4回に先制するも6回にエース吉元が打ち込まれ3失点。その後1点ずつ取り合い2―4で迎えた9回裏、智弁は2死まで追い込まれたが2、3塁と最後の好機。迎えるは笠田の主戦菖蒲の前にこれまで4打数無安打に抑えられていた岩佐戸。「次に控える西川遥に回すことだけを考えて打席に入った」と言い、菖蒲の投じた甘く入った変化球を右前に弾き返す同点適時打。6連覇への執念と気迫で試合を土壇場で振り出しに戻した。
そして11回裏に1死3塁の好機で城山が初球を中前にはじき返し、王者の意地でサヨナラ勝利。髙嶋監督は「予想していなかった展開。選手が次に行かせてくれると信じている」と話した。同点打を打った岩佐戸は「今までで一番うれしかった」、城山は「最後まであきらめず次も頑張りたい」と意気込んだ。
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