2010年07月22日

03.スポーツ

紀の川関空連絡道路協、期成同盟の設立要望

昨年2月に紀の川と泉佐野の2市で設立された紀の川関空連絡道路促進協議会 (中村愼司会長) がことし8月に県、 9月に大阪府の両知事に 「紀の川関空連絡道路促進期成同盟会設立要望書」 を提出する。 両府県から国直轄事業として実現を要求していくのが目的。 紀の川市西野山の青洲の里で開かれた今年度総会で採択した。 同協議会は 「道路が完成すれば、 経済の活性化や産業、 文化の進展など、 両府県のみならず関西の経済発展に大きく寄与する」 としている。

建設構想があるのは、 27年度に完成予定で工事が進んでいる京奈和自動車道の打田IC (仮称) から、 泉佐野市の阪和自動車道上之郷ICまでの9キロ間。

同道路構想は、 中村市長が3年前から国などに働き掛けていた。 平成20、 21年度には、 国土交通省直轄の調査予算がつけられ、 実現に向け進んでいた。 しかし、 昨年8月の政権交代により、 新政権が 「高速道路新規事業を行わない」 方針を示したため、 実現は厳しい状況に追い込まれている。

また、 民主党県連から一括して党本部に要望を陳情するシステムに改変されるなど、 これまでと異なる進め方に困惑している状態だという。

同協議会は今後、 構想実現に向けて奈良や京都などの近隣府県にも同道路の利便性について理解を求め、 実現に向け国を動かす方針だ。 同事務局は 「紀の川市から関空までの移動時間が15分に短縮される。 近隣都市も含めて活性化は間違いない。 国土交通省近畿地方整備局にも働き掛けていく」 と話している。





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