2010年07月23日

00.社会

平均年齢20.5歳の若者たち、きのくにまもり隊が発足

ヤング防犯ボランティア団体 「きのくにまもり隊」

委嘱状を受け取る隊員

若い力を防犯に。 和歌山市吹上の和歌山西署で22日、 子どもの見守り活動などを行う、 大学生を中心としたヤング防犯ボランティア団体 「きのくにまもり隊」 が結成され、 委嘱式が行われた。 警察庁の新規事業の一環で、 各都道府県で若い世代による防犯ボランティアが発足している。 県警本部の上岡洋一生活安全部長は 「若い人の防犯団体への参加は念願だった。 隊員らを核に輪を広げてもらい、 安全で安心な社会の礎を築いていきたい」 と話している。

県内ではことし6月末現在、 181団体約1万6000人が防犯ボランティア活動をしており、 平均年齢が53歳と若い世代の参加が課題となっていた。 県警本部は、 5月21日から6月末まで県内の大学などに募集ポスターを掲示し隊員を募った。 同隊は18歳から29歳までの28人(男22人、 女6人)で発足。 ほとんどが学生で、 平均年齢は20・5歳となった。 隊員らには、 警察庁から活動用のジャンパー、 帽子、 腕章などが無償で貸し出され、 各地区の防犯パトロール活動に参加したり、 各種イベントで啓発活動に取り組んでいく。 来年1月には、 各都道府県の団体の代表者が集まって情報交換や連携を図る 「ヤングボランティアサミット」 が開かれる。

委嘱式では、 隊員らが上岡生活安全部長から委嘱状を受け、 県内の治安情勢や隊員の活動内容について説明を受けた。

同市内原の和歌山大学経済学部2回生、 大原万由子さん(20)は 「和歌山は平和だと思ってたけど、 全国的にみて犯罪が多い方と聞いて何かしたいと思いました。 小学生の通学の見守りをしたい。 周りの友達もボランティアに興味を持ってくれたら」と話していた。

隊員らは、 県警本部主催の8月の万引き防止キャンペーンの初日の街頭啓発活動でデビューする予定。





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