2010年07月26日

02.政治・経済

現新3人が立候補、7日間の舌戦スタート

和歌山市長選

任期満了に伴う和歌山市長選は25日、 告示された。 立候補者の顔ぶれは予想通り、新人の小野原典子(55)=無所属・共産推薦=、同小田章(67)=無所属=、現職の大橋建一(64)=無所属=の3氏。 今回の選挙は前哨戦を通しても大きな争点がないなどと言われ、 期間中に各候補者がどのように政策を訴えるか注目される。 また、 市議会議員補欠選挙には元新4人が立候補した。 名鑑は1経歴2最終学歴3住所

小野原典子候補(55) 無所属・新=共産推薦=
小野原候補の出陣式は和歌山市一番丁内で行われた。
「活気ある住みよい和歌山市をつくる会」 の宅田潤司事務局長、 日本共産党県委員会の竹内良平委員長、 新日本婦人の会県本部の中玲子会長らが出席。 小野原候補は集まった支援者らを前に 「市民に負担や犠牲を強いるやり方が許せない、 不公正で冷たい市政を変え温かい市政をつくりたい」 と気勢を上げた。
竹内委員長は 「市民の暮らしを守る絶好の機会。 市民の願いが生きる、 新しい市政を実現させよう」。 宅田事務局長は 「軟弱な2期8年の、 市民に負担を強いる行政を許せない」 と現市政を痛烈に批判。
小野原候補は、 国保料を引き下げる▽市民に犠牲を強いる不公正な市政を変えるを主な政策に掲げ、 「多くの皆さんから切実な声をいただきました。 新しい市政に変えてほしいという声に全力で答えていきたい」 と決意表明し、 「高齢者からは 『国保が高すぎて払えない』 と悲鳴のような声が上がっている。 市民の暮らし、 福祉を守りたい」 と声を張り上げ、 街に繰り出し街頭で政策を訴えた。



小田 章候補(67)
小田候補は和歌山市杉ノ馬場の事務所前で第一声。 集まった支持者ら約200人(主催者発表)を前に、 杉本勝徳後援会長は 「8月1日から違う和歌山になるため、 皆様の力を貸してほしい」、 竹山修身堺市長は 「こんなに観光資源がありながら生かし切れていない。 小田さんが和歌山を変えてくれる」 と支持を訴えた。
小田候補は 「8月1日を和歌山維新が始まる日にしよう。 皆さんが住んでいて良かったと思えるような和歌山市をつくろうではないか。 この1週間、 身を賭して、 精魂込めて訴えていきたい」 と力を込めた。 また、 河村たかし名古屋市長が自身の給与を年間約800万円に下げていることを挙げ、 「私はそれよりも低い給与で仕事をしたい。 退職金は返上する。 まず上に立つ者が痛みを覚える、 そういう市政をつくっていかないと和歌山市はますます悪くなる」 と、 市政の改革へ協力を呼び掛けた。
最後は髙木光三事務局長の発声でガンバローコール。 小田候補も拳を振り上げて全員と団結し、 オレンジののぼりを持った支持者と共に街へと繰り出していった。


大橋 建一候補(64) 無所属・現2
大橋陣営は、 市内寄合町の選挙事務所前で出陣式。 約1500人(主催者発表)の支援者らが集まり、 大橋候補は 「和歌山に住んで良かったと思ってもらえるように、 これからも一生懸命に頑張ります」 と訴えた。
会場には、 県選出の国会議員、 県議や市議、 周辺市町村の首長らも出席。 後援会の若手メンバー約100人がオレンジのTシャツを着て訪れる人を出迎え、 ガンバローコールで気勢を上げた。
月山和男後援会長は 「大橋市政を高く評価しています。 今回の選挙は熱く激しい。 最後まで戦い抜きます。 支持をお願いします」。
岩橋延直選対本部長は 「8年間で和歌山の空気を変えてくれた。 今回は重要な選挙。 ホップ、 ステップ、 ジャンプを完成させる選挙。 悔いのない戦いをさせてください。 皆さんの温かい心を信じて戦います」 とあいさつ。 大橋候補はブルーのワイシャツにハチマキ姿。 直川用地や職員数削減などこれまでの政策に触れ、 「8年間で市民や市職員に信頼してもらったことが力になっています。 どうか皆さんの力を貸してください」 と訴えた。





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