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優勝が決まり、マウンドに駆け寄って喜びを爆発させる智弁ナイン |
第92回全国高校野球選手権和歌山大会は27日、和歌山市の県営紀三井寺球場で決勝が行われ、智弁が向陽を6―3で下して6連覇を達成。18回目の甲子園の切符を勝ち取った。試合は、智弁が効果的に加点しつつ、3投手の継投策で向陽の追随を振り切った。本大会は8月7日、阪神甲子園球場で開幕する。
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
智弁 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 6 |
向陽 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 |
智弁は、初回、岩佐戸、西川遥の連続安打などで1死満塁とし、相手投手の暴投で難なく先制すると、道端がきっちりと中犠飛を放って1点追加。7回には岩佐戸の適時打などで3点を加え、8回にも1点加えだめ押し。
守っては、初回途中から登板した青木が絶好調。3回と7回に1点ずつ返されるも、キレのある速球とゆるい変化球を織り交ぜて要所を締めた。8回からは上野山が登板し、3連続四球で1点献上するも併殺打で切り抜け、最少失点に抑え、向陽の追撃を振り切った。
向陽は、先発の藤田が立ち上がりを攻められ得点を許すも、2回以降は低めを突く粘りの投球。4回には3者連続三振を奪い、6回まで無失点。しかし、疲れの見えた7回に4安打され3点、8回にも1点奪われた。
打線は3回に、先頭の鈴木が中前打で出塁し、犠打などで2死2塁とすると、3番山本がしぶとく中前に運び1点返した。7回には2死3塁の好機に鈴木が適時左前打を放って1点、8回には1死満塁で藤田が四球を選んで押し出しで1点奪うが点差を詰めることができず智弁の牙城を崩せなかった。
髙嶋監督 1回死にかけての甲子園。選手も良くやった。毎試合毎試合苦しかった。粘り強い今の気持ちを甲子園にぶつけて一つでも勝ちたいと思う。
城山主将 (大会を振り返り)一試合一試合必死で頑張った。笠田戦のサヨナラヒットは無我夢中で覚えていないが打てて良かった。選手全員プレッシャーもあったが6連覇できてよかった。甲子園では智弁らしく粘って打ち勝ちたい。
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