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大きく育ったねごろ大唐と中村部会長(ハウスで) |
収穫の最盛期を迎えている岩出市の特産品「ねごろ大唐(おおとう)」が市場からの注文に生産が追いつかないほどの人気だ。
生産しているのは、JA紀の里岩出ねごろ大唐部会(中村和史部会長)の6人。生産者は連日、ハウスや路地で順に大きく成長する実の摘み取り作業に追われている。今年度は合わせて約6トンの出荷を見込んでいるという。
ねごろ大唐はトウガラシの仲間。一般的なトウガラシと比べ、大きさが15センチ、重さ25グラムとジャンボサイズ。味は辛みが少なく、果肉が厚く柔らかいのが特徴で、生で食べれば、ほんのりと甘みを感じる。また、あくが少ないため、ピーマンが嫌いな子どもも食べられると人気だ。
中村部会長(58)は「今後、需要に応えるため、増産も計画しています。さらに生産者を増やし、流通量も増やしていきたいですね」と話している。
需要は主に大都市圏が中心で、東京や大阪のデパートでも販売されている。県内では、同市押川の「根来さくらの里」、波分の「ふれあい市場」、紀の川市豊田の「めっけもん広場」で販売中。価格は一袋150グラムで150円前後。
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